あいえすLab

自分と誰か用の備忘録。

Rakuten MiniにcrDroidAndroid(Android12)をインストールする【ROMインストール編】

※12/9一部訂正

前回の記事を見ていない方はこちら↓

aiesugadget.hatenablog.com

今回はいよいよROMをインストールしていきます。

 

・ROMをインストール

Rakuten MiniをFastbootモードにしてPCに接続します。

PCのターミナルをROMのファイルがある場所で起動します。

以下のコマンドを入力しsystemを消去します。

fastboot erase system

次に、以下のコマンドを入力しROMをインストールします。

fastboot flash system crDroid-8.7-arm64_bgN-vndklite-Unofficial.img

vendor_72_modもインストールします。

fastboot flash vendor vendor_72_mod.img

最後にvbmetaをインストールします。

fastboot --disable-verity --disable-verification flash vbmeta vbmeta.img

このままではデータ領域を読み取れないのでデータを領域をフォーマットします。

fastboot -w

Magiskが不要な場合はそのまま再起動します。

fastboot reboot

自分はMagiskをインストールしたいので、TWRPを起動させます。

fastboot boot TWRP-3.4.0-1_C330.img

内部ストレージは読み取れないのでADB Sideloadという機能を使います。

高度な機能→ADB Sideload→スワイプでSideloadの開始をスワイプして以下のコマンドを入力します。

adb sideload ”Magiskのファイル”

※”Magiskのファイル”は各自Magiskのファイル名に置き換えてください。

Dalvik/ART cacheを消去してホームに戻り再起動→ブートローダーをタップします。

最後にデータをフォーマットして

fastboot -w

再起動します。

fastboot reboot

Androidが起動したらいつも通り初期設定を済ませます。

これでインストールは完了です。お疲れ様でした。

Rakuten MiniにcrDroidAndroid(Android12)をインストールする【下準備編】

お久しぶりです。すまふぉんです。

最近多忙でなかなか記事が書けませんでした。

今回は、Rakuten MiniにcrDroidAndroidを入れたときの作業ログを書いていきます。

【注意事項】

実践する際は

自己責任

でお願いいたします。

何かトラブルがあったりRakuten MiniやPCが不安定になったり起動しなくなっても

すまふぉんは一切責任を負いません。

GoogleアカウントをRakuten Miniに登録している場合は必ず端末上から削除して下さい。

さらに、データは初期化され、おサイフケータイは使えなくなります。

必要なデータは必ずバックアップを取りましょう。

おサイフケータイは別端末に移行するか退会手続きをしましょう。

 

・必要なもの

Rakuten Mini本体

PC(Windows11 64bit)

USBケーブル

PCにはADB、Fastbootと7zipをインストールしておきます。

aiesugadget.hatenablog.com

こちらの記事を参考にしました。

androplus.org

1.ROMのダウンロード

・ROM本体

sourceforge.net

crDroid-8.7-arm64_bgN-vndklite-Unofficial.img.xzをダウンロードします。ダウンロードしたXZファイルを7zipで解凍します。

・TWRP

drive.google.com

・vbmeta.img

drive.google.com

・vendor_72_mod.img

drive.google.com

※以下、必要に応じて

・Magisk Delta(またはMagisk)

Magisk Delta↓

huskydg.github.io

Magisk↓

github.com

APKをダウンロードして.apkを.zipに変更しておきます。

・72_SSのファームウェア

drive.google.com

Rakuten Miniのファームウェアのバージョンが72_SS以外の場合のアップグレードやダウングレードに必要です。(72_SSの場合は不要)

 

ブートローダアンロック

カスタムROMのインストールに必要不可欠であるブートローダアンロックを行います。

まずは端末情報のビルド番号を連続タップして開発者向けオプションを有効にします。しかし、ブートローダアンロックをするためにはオンにしなければならない”OEMロック解除”の項目がないため、隠しコマンドを入力して項目を表示させる必要があります。

端末情報のソフトウェアバージョンを連続タップすると電話のダイヤル画面が出てくるので、そこに

*636865625#

と入力します。開発者向けオプションを開くとOEMロック解除の項目が出てくるのでオンにして、Rakuten Miniの電源を切ります。

 

・Fastbootモードの起動手順

電源と音量大ボタンを同時に押します。するとお腹が開いたドロイド君が表示されるので、電源と音量大ボタンを同時に0.5秒くらい押します。(これが結構難しいです)

Android Recoveryが起動したら音量下ボタンを一回押してReboot to Bootloaderを選択して電源ボタンを押します。

これがFastbootモード

この画面になったらPCに接続します。

 

いよいよブートローダアンロックをしていきます。

Windowsターミナル(もしくはコマンドプロンプト)を開き

fastboot flashing unlock

と入力します。するとRakuten Mini側にブートローダアンロックをするかの確認する画面が出てくるので音量大ボタンを押します。

自動的に再起動するので、もう一度Fastbootモードを起動させて今度は

fastboot flashing unlock_critical

と入力します。Rakuten Mini側に確認する画面が出てくるので音量大ボタンを押します。

これでブートローダアンロックは完了です。

 

・72_SSへのアップグレード(もしくはダウングレード)

Rakuten MiniでAndroid10以上のROMを起動するにはvendor_72_mod.imgが必要です。

vendor_72_mod.imgは、ソフトウェアバージョンがC330AE_9.0_RMN_JP_72_SSでないと動作しません。自分のRakuten MiniのソフトウェアバージョンはC330AE_9.0_RMN_JP_99_SSなのでダウングレードする必要がありました。

アップグレードもしくはダウングレードするには、PCの72_SSのファームウェアのファイルがある場所で右クリックしてターミナルを開くをクリックします。

あとはFastbootモードのRakuten MiniをPCに接続して焼いていきます。

bootを焼くときは

fastboot flash boot boot.img

systemを焼くときは

fastboot flash system system.img

という感じで、全部のファームウェアのファイルを焼いていきます。

 

次回【ROMインストール編】に続きます。

Xperia Z1のバッテリー交換

どうも、すまふぉんです。

少し前に買ったXperia Z1ですが、バッテリーが膨張しており、また持ちも物凄く悪く(100%から5分後には80%、しかも75%くらいになると電源が落ちて0%)、バッテリー交換を決意しました。

 

今回購入したバッテリーはこちら↓

工具付きで安く、評価が高かったものです。

工具が不要な方は↓

www.amazon.co.jp

では早速交換作業をしていきます。

1.背面パネル取り外し


f:id:aiesugadget:20220826222411j:image

背面パネルにドライヤーの熱風を当てます。(大体触れるか触れないかぐらいの温度)

温まったら背面に吸盤を取り付けてパネルを浮かせながらピックを挿入します。
f:id:aiesugadget:20220826222951j:image

挿入したら両面テープを切るよう端に沿ってピックを動かします。

パネルが取れたらトルクスドライバー(T6)でネジを外します。

f:id:aiesugadget:20220826223136j:image

外れたらスパッジャー(先が細い道具)で写真のようにコネクタを持ち上げて外します。

f:id:aiesugadget:20220826223259j:image

外れたらまたドライヤーで本体を温めフレームの隙間にピックを挿入し端に沿って動かします。
f:id:aiesugadget:20220826223502j:image

2.バッテリー取り外しと取り付け

f:id:aiesugadget:20220826223653j:image

写真のようにヘラを使ってコネクタを持ち上げて取り外します。ケーブルが外れたらヘラでバッテリーを持ち上げたら取り外しは完了です。

取り付けも同じようにケーブルを取り付けてバッテリーをはめ込みます。本体からバッテリーが浮き出ていないことを確認します。

3.背面パネル取り付け

本体やパネル、フレームに付いている古い両面テープを剥がします。

f:id:aiesugadget:20220826224239j:image

剥がれたらパネル側、フレーム側に新しいテーブを貼り付けます。

あとはフレームを取り付け、フラットケーブルを取り付けてネジを締めてパネルを貼り付ければ完成です。念のためにドライヤーで温めてテープを柔らかくして密着させると良いでしょう。

お疲れ様でした。

Xperia Z1 SOL23に海外ROMを焼いてAndroid5.1にした時の作業ログ

どうも、すまふぉんです。

この前買ったXperia Z1 SOL23に海外ROMを焼いてAndroid5.1にしてみました。

その時の作業ログです。

・必要なもの

Xperia本体

PC(Windows11 64bit)

USBケーブル

1.FlashtoolとXperifirmとJREのインストール

まずはFlashtoolをインストールします。

署名のないドライバの許可を有効にしておきます。

設定→回復→今すぐ再起動→トラブルシューティング→スタートアップ設定→キーボードの7を押す

起動したらここからFlashtoolをダウンロードします。

github.com

インストールしたらC:¥にあるFlashtoolフォルダを開き、driverフォルダを開きドライバをインストールします。

次にXperifirmをインストールします。

ここからダウンロードします。

forum.xda-developers.com

Zipを解凍しておきます。インストールは必要ありません。

次にJREをインストールします。

ここからダウンロードしインストールします。

https://www.java.com/ja/download/ie_manual.jsp

2.ROMを作成

Xperifirm-x64を開きます。Windowsセキュリティの警告が出るかもしれませんが詳細情報→実行をクリックします。

左のXperia Z1/sをクリック、C6903を選択します。自分はSingaporeのCustomized SGをダウンロードしました。

次にFlashtoolを開き、Tools→Bundles→FILESET Decrypt→Source FolderでROMをダウンロードする時に指定したフォルダを指定します。

Availavle FilesにあるFILE_XXXXXXXX(Xには数字が入る)をすべて選択して→をクリックします。Files to convertにファイルがすべて移動していることを確認します。Convertをクリックします。

終わったらBundlerが起動するのでFolderlistのファイルを選択して→をクリックします。

上のDeviceをダブルクリック、C69XXをダブルクリック、SOL23docomoの場合はSO-01F)をダブルクリックします。(自分はC6903を選択してしまいつまづきました。)

Branding欄にはCustomized SG、Versionには14.6.A.1.236と入力します。入力できたらCreateをクリックします。

3.ROMのインストール

いよいよROMをインストールします。

Flashtoolの雷アイコンをクリックし、Flashmodeが選択されていることを確認しOKをクリックします。

FirmwaresのSony Xperia Z1→SOL23→Customized SG→14.6.A.1.236をクリックし、Exclude Sin(右上)の

AMSS_FSG

AMSS_FS_1

AMSS_FS_2

PARTITION-IMAGE

にチェックを入れます。

データを消したい場合はWipe SinのAPPS_LOGUSERDATAにチェックを入れます。

Xperia本体がPCに接続されている場合はケーブルを抜き電源を切ります。

Flashをクリックし、待機画面が表示されたら音量小ボタンを押しながらPCとXperia本体を接続します。

エラーが出た場合はドライバを再インストールしてみたりROMを作り直してみてください。

インストールが終わったらケーブルを抜き、再起動します。かなり時間がかかるので待ちましょう。

言語設定画面が出てくるので、一番下の日本語を選択、後はセットアップをしてホーム画面が出たらインストール完了です。お疲れ様でした。

ハードオフでスマホを買った

お久しぶりです。すまふぉんです。

今回は、ハードオフスマホを買いました。

 

Xperia  Z1のau版であるSOL23を購入しました。


f:id:aiesugadget:20220804161623j:image


f:id:aiesugadget:20220804161631j:image

しょぼい内容ですが、今日はここまでです。

では、さよならー。

Magiskでroot化したGalaxy S7 edgeのSamsungアプリの警告を消す方法

どうも、すまふぉんです。

 

今回は、Magiskでroot化したGalaxy S7 edgeのSamsungアプリのroot化されている警告を消す方法をご紹介します。

 

まずはこのアプリをダウンロードします。

play.google.com

ダウンロードできたら開きます。

開けたら右上の検索ボタンをタップして、検索欄に

ro.config.tima

と入力します。

ro.config.timaをタップして、Value

0

に変更してSAVEをタップします。

同じように

ro.config.knox

と入力して、Value

v00

に変更してSAVEをタップします。

タップした後再起動して、アプリに警告が出ていなければ成功です。

(追記:Galaxyブラウザのシークレットモードは、上記の手順を行っても警告を消せませんでした。)

 

今日はこの辺で。

それでは、さよならー。

Nexus7(2012)にAndroid7をインストールする【ROMインストール編】

※2023/3/5一部訂正

どうも、すまふぉんです。

 

前回、前々回の記事を見ていない方はこちらから↓

前回

aiesugadget.hatenablog.com

前々回

aiesugadget.hatenablog.com

今回は、いよいよROMをインストールしていきます。

TWRPにいる場合は、そのままにしておきます。

電源が切れている場合は、Fastbootモードを起動してRecovery Modeを選択してTWRPを起動させます。

一度でもAndroidを起動させてしまった場合は、TWRPが通常のリカバリに上書きされているので、もう一度TWRPをインストールしてください。

1.ROMのダウンロード

ROMをダウンロードします。

Wi-Fiモデルと3Gモデルでダウンロードするファイルが違うので気を付けましょう。FastbootモードのPRODUCT NAMEとVARIANTがgrouperであればWi-Fiモデル、tilapiaであれば3Gモデルです。

自分のNexus7は”grouper”なので”grouper”のROMをダウンロードします。

aosp_grouper-7.1.2-ota-20220311.eng.ds.zip(Wi-Fi)

androidfilehost.com

aosp_tilapia-7.1.2-ota-20220311.eng.ds.zip(3G)

androidfilehost.com

Zipファイルがダウンロードされるので、解凍せずにおいておきます。

次にOpenGappsをダウンロードします。

OpenGappsはGooglePlayやGoogleサービスを使うために必要なパッケージです。

このパッケージはWi-Fiモデル、3Gモデル共通です。

opengapps.org

arm、7.1、picoを選択して赤いダウンロードボタンをクリックします。

Zipファイルがダウンロードされるので、解凍せずにおいておきます。

 

2.Nexus7にROMを転送

PCにNexus7を接続します。

エクスプローラーを開き、ROMファイルのあるディレクトリに移動します。

上のバー(ダウンロードにある場合はPC>ダウンロード>)をクリックし、cmdと入力します。

コマンドプロンプトが出てくるので、以下のコマンドを入力します。

adb push aosp_grouper-7.1.2-ota-20220311.eng.ds.zip /sdcard/

Wi-Fiモデルの場合。3Gモデルの場合やファイル名を変更している場合はaosp_...の箇所を適宜置き換えてください)

結構時間がかかるのでしばらく待ちましょう。

1 file pushed 0 skippedとコマンドプロンプトに表示されていればOKです。

 

3.ROMをインストール

TWRPがスリープしていた場合はSwipe to Unlockをスワイプしてロック解除します。

Installをタップ、aosp_grouper-7.1.2-ota-20220311.eng.ds.zipをタップして

Swipe to confirm Flash

をスワイプします。

すると、インストールが始まります。

すぐ終わるので待ちましょう。

終わったらホームボタンを押してホームに戻り、Rebootをタップ、Recoveryをタップします。

 

4.gapps-config-grouper.txt(もしくはgapps-config-tilapia.txt)の作成

メモ帳を開きます。

次に、以下の記事の「3.Open GAppsのインストール」から少し下にスクロールすると、gapps-config-grouper.txtの内容があるので、コピーしてメモ帳に貼り付けします。

qiita.com

貼り付けできたら、gapps-config-grouper.txt(3Gモデルの場合はgapps-config-tilapia.txt)として保存します。

 

5.Nexus7にGappsを転送

先ほどROMを転送したときに使ったコマンドプロンプトに、以下のコマンドを入力します。

adb push open_gapps-arm-7.1-pico-20220215.zip /sdcard/

adb push gapps-config-grouper.txt /sdcard/

(3Gモデルの場合はgrouperをtilapiaに置きかえてください)

 

6.Gappsをインストール

ROMをインストールした時と同じように、InstallをタップしてGappsのファイルを選択、スワイプしてインストールします。

終わったらホームに戻ります。

 

7.データ領域のフォーマット

このまま起動してもAndroidがデータ領域を見つけることができず、起動しません。

そのため、データ領域をフォーマットします。

Wipeをタップ、Wipe Data Factory Resetをスワイプします。そうするとフォーマットが始まります。

フォーマットが完了したらホームに戻り、Wipeをタップ、Advanced Wipeをタップ、Dalvik/ART CacheとCacheにチェックを入れSwipe to Wipeをスワイプします。

終わったらホームに戻り、Rebootをタップ、Systemをタップします。

 

8.ついに起動!

しばらく"android"の起動画面が表示された後Androidの初期設定画面が表示されます。

英語ですが、ここで日本語に変更できます

後は普通のAndroid端末のように初期設定を進めていけばいいですが、アップデートを確認中という画面から進まないことがあります。そのときは一旦再起動してみましょう。それでも進まない場合は戻って「ネットワークを使わずにセットアップ」をタップしてセットアップを続けましょう。

セットアップが完了したら、このままでは日本語入力ができないのでPlayストアからGboardをインストールしましょう。

これでROMのインストールは終了です。お疲れ様でした。

 

8.使ってみた感想

Braveブラウザでブラウザ版Twitterを見たときは、読み込みは遅いものの、滑らかに動作しました。

YouTubeアプリでは動作が少し重いですが、公式ROMでは再生できなかった高画質(720pや1080p)動画をカクつくことなく見ることができました。

印象としては、公式ROMよりかなり良い、という感じです。

 

9.最後に

家に転がっていたり押し入れやタンスの奥にあったNexus7(2012)があれば一度カスタムROMのインストールにチャレンジしてみても良いのではないかと思います。

 

ネタ切れなのでまた不定期更新になるとおもいます。

それでは、さよならー。